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天下の第1行書 蘭亭序(蘭亭叙ともいう)褚遂良摹本 - 蘭亭序(蘭亭叙ともいう)

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天下の第1行書 蘭亭序(蘭亭叙ともいう)褚遂良摹本
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蘭亭序(蘭亭叙ともいう)

右の蘭亭序の全紙臨書(70x136)は、1990年日本教育書道藝術院・師範科での修了課題のひとつとして制作したものです。
『蘭亭序』全文を全紙で臨書するために何度も書き直して1ヶ月以上の期間で書き、やっと提出することができました。とても苦労して書き上げた思い出があります。

王羲之(おうぎし)は東晋時代の大興四(321)年に生まれた。生年については永嘉元(307)年と言う説もある。没年は太元四(379)年。生地は会稽山陰(現在の山東省臨沂市(りんぎし)、家柄は名門の上流貴族の家である。

蘭亭の「序」と「叙」

文章からすれば序文として書かれたものであるから「序」とすべきである。しかし、しばしば書帖の場合「叙」の字を用いられている。これは、北宋のの蘇軾(そしょく)が祖父の諱(いみな)を「避諱(ひき)」したことに由来している。

中国では古来から生前の本名を死後には忌み避け、口にしないという習慣があった。「諱」はもともと生前の「名」であって,死後には「忌むべき名」ということである。つまり、「蘭亭序」が「蘭亭叙」となったのは、蘇軾の祖父の諱が「序」であったことから、「序」を避けて「叙」の意に書き改めたわけである。これを「避諱改字(ひきかいじ)」というが、後人が蘇軾の「避諱改字」にならって「蘭亭序」を「蘭亭叙」としたのである。

羲之の字(あざな)は逸少(いつしょう)といった。後に王右軍(ゆうぐん)とも言われたが、これは元帝に仕えて右軍将軍・会稽内吏に任ぜられたので、王右軍と尊称されたのである。
多くの人は彼を「書聖」と呼び、また「書神」とまで尊称する。またその筆跡を「神品」として崇めている。




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最終更新 2011年 4月 08日(金曜日) 16:43